アイコトバ






誰よりも

何よりも愛する彼の

先に広がる輝かしい未来を

この手で
消してしまうくらいなら



彼女は躊躇うこともせず
暗い海へと飛び込んだ



泡へと消えていく
その刹那

人魚姫はきっと

それはそれは綺麗な顔で

微笑んでいたのだろう