そんな私は、とうとう職場の玄関までたどり着いた。 相変わらずここの玄関の扉は重い。 力いっぱい扉を引いた私は、そのまま建物内へ上がって行った。 皆さんに想像ができるだろうか。 よりにもよって私が、あの無駄骨予備校の講師になっているとは。