先生への想いを乗せた私の声は、すぐに辺りの雑踏にかき消された。
けれど先生の耳には、しっかり届いてくれていたようだった。
驚いているのか、先生の顔は妙な凄味が漂っている。
そんな先生の顔を見て、私は思った。
どんなに頭がいい人でも、女子高生が自分を好きになることなんて、知識の領域を超えた事実であるということを。
さすがの先生も言葉に悩んでいるようだったが、私はすぐに切り返した。
この告白は、先生を悩ませるためのものではないのだ。
「えっと・・・」
「あ、先生は何も言わなくていいんです!その代わりに、ちょっとだけ話、聞いてもらえます?」
私のまっすぐな瞳を覗いてか、先生は少しだけ安心したように見えた。
