私の全身に、稲妻が走ったような衝撃が襲う。
体の中の全ての機能が凍りついたように、全てが止まってしまったような感覚。
今ここで、何が起きたと言うのか。
今の森先生の発言が、嘘であってほしい。
「・・・加藤先生、転勤するんですか」
「そうそう。この無駄骨予備校はね、都心の沼袋と千葉の久更津に校舎があってね。加藤先生は久更津の校舎に異動することになったんだ」
「久更津って千葉の・・・?」
「うん。遠いからね、ご家族も一緒に引っ越しをするそうだ」
さらなる衝撃に、私はもう何が何だか分からない。
あんなに遠いところに加藤先生が行ってしまったら、多分もう二度と会えない。
