「春川さん・・・いや、アキさん。今日だけは生徒だってことを忘れさせてもらってもいい?」 メガネを外した先生は、そう言って再び私の顔をじっと見つめた。それも少し湿り気のある、イヤラシイ男らしい見たこともない顔で。 当然私は、黙ってうなずいたのだが。 次の瞬間、そのまま顔に手を置いた先生は・・・ 「好きだよ、アキ」 私の口に、チューしたのだ。