そうして私は恥じらいを追い払うようにして真正面を向くと・・・ 「?」 思った通り「?」を浮かべている先生の顔。相変わらず年齢の割に若い。 そうして小心者奇人はどこへやら、私は大胆にもずんと先生の顔の近くまで迫る。 「逃がすか」の言葉の直後の私の不審な動きに、先生は困ったような顔をしていた。 「だ、大丈夫?」 先生がそう言った次の瞬間、私は「顔の右半分の筋肉をひきつらせた」のだ。 この時、ゴキゴキッと顔から不気味な音が聞こえた気がした。 私の気のせいなのか。そうであってほしい。