急に自分の瞳を覗いてくる大胆?な浪人生の行動に、危うくときめきそうになる私。 このハートは加藤先生のことでしかときめいてはいけないのだ、必死に私は自分に言い聞かせる。 「加藤先生にふられたりしたのか?それで落ち込んで・・・」 「ち、違うよ!全然そんなんじゃな・・・」 私は彼の短絡的な推測を打ち破るように言い返したのだが。 「じゃあ何に悩んでたんだよ」 なぜか浪人生は、私の悩んでいることから話題をそらさなかった。