山賊ヘアになって落ち込んでいる私にでも、神様は手加減をしない。 以前は首の回りが髪の毛によってぬくもりが保たれていたが、今は首元が恐ろしく涼しい。 今日に限って木曜日。 美容院を出たのが1時頃だから、今から準備すれば授業に間に合う。 こんな気分の時に先生に会うなんて、自分の心が砕けそうで怖い。 恐いけど、会いたい。 こんな心の葛藤に悩まされながら、私はのんびりした住宅街から賑やかな駅前に位置する自宅を目指して歩いた。 恋はいつだって、混乱と葛藤がつきものなのだ。