改めて自分の座っている椅子の周りを見てみる。 今まで共に生きて生きた髪の毛たちが、床に無残な姿で散らばっているではないか。 私は改めて、現実で起こっていることの大きさに直面したのだ。 そうして鏡を再び覗く。 山賊ヘアになった私の目には、今にもこぼれおちそうな涙が溜まって赤くなっている。 そうして行き場をなくした涙は、私の頬を伝った。 こういうところで私は間抜けなようで、センチメンタルなのだ。