今までの小心者ぶりはどこへやら。すっかり恋するサディスト?になった私は、とうとう先生に指示までする始末。
「腕、上げてもらっていいですか」
「こ、こんな感じ?」
「そうそう、そんな感じです」
先生も先生で従わなければいいのに、素直に言われたままに行動してしまうから、人は案外わからない。
普段は誰にも負けないくらい目を輝かせているくせに、こういうところは従順なのか。やっぱりよくわからない。
私はそのまま先生の胸囲に、メジャーをするすると回す。
「バストは・・・109センチですか。思った通りの巨乳ですねえ」
「ちょっとちょっとちょっと君、イキナリ何してるの」
またもやここで、別の先生は私に口をはさむ。
そうして私はさっきと同じように、答えを返した。
「これで終わりじゃありませんからねえ」
その時見た加藤先生の顔は、恥ずかしいような嬉しいような、そんな顔をしていた。
所詮オヤジは、そんなものなのか。
