メジャーを手に加藤先生にずんずん近寄っていく私。 「え、何測ろうとしてるの本当に」 両手を挙げた加藤先生は先生らしくもない、銀行強盗にやられた銀行員のような格好をしている。 そんな先生を目の前に、チャンスは向こうからやって来る時もあれば、こうして自分で狩りに?行くときもあるのだ。 そうだ、何事も自分から動かなければ。 むちゃくちゃな言い訳をつけた私は、迷うことなくメジャーを床から先生の頭のてっぺんまで引っ張り上げたのだ。