ナガレの騎士 ~光の竜と呪いの姫~

男は視線を泳がせながら、思い出すようなふりをする。




そういえばそうだった、ような気がしなくもないような・・・・。




「私は「仕事」ならきっちりこなします。それ以外は受け付けません」




そう言って再び抜き去ってしまうシャーロット。
もはや追いつく気力すらなくしたのか、男性はゆったりと歩き始める。






「・・・やれやれ・・。いまどきの女の子は皆こうなのかね・・・」





考え方が固くて、一本気すぎてやっていられない。



というか、面倒くさい。






「旦那様、早く歩いてください」



「・・・・ハァ」







口調は怒っていないのに表情は大層厳しい。





彼女は絶対に仕事を定時に終わらせて帰るタイプだな、
と余分な事を考えて、
男もとい狐・プルート=ディツェーリは、
深く深く、ため息をつくのだった。