1人は長い髪を後ろで1つに結ったポニーテールが特徴の女性だった。
全体的に黒い服で、目立たないような格好だ。
冷やかな視線と表情が目につく。
しかし隣の男性はこれまたずいぶんと目を見張るような男だった。
・・き、狐?!
黄色い身体に小さな髭、耳先や毛が少しばかり茶色い。
が、服は着ている。二足歩行だし、言葉も話している。
・・なんか、人間・・・?や、でも狐・・・?
見た目は確かに狐。なのだが、中身はまるで人間のようだ。
いい所の出なのか、服も上流階級のものだし、頭には特徴的な黒いハット。
動物には人間の服なんておかしいはずなのにに合っているからさらに不思議だ。
その手には、先ほどの老人のナイフを飛ばした拳銃。
狐男さんは老人に向かって首をかしげた。
「おや、まだいたのかい?
とっくにいなくなったものと思っていたんだが・・・」
「旦那様はツメが甘いのです。しっかりととどめを刺さないからでしょう」
「私は人殺しなどという野蛮なことは嫌いなんだ。平和主義だからね」
「平和主義の人間が銃など携帯しませんよ」
仲が良いのか悪いのかよくわからない二人だ。
先ほどまでケンカしていたくせに、もう仲直り(?)している。
とはいえ、相変わらず女性の言葉は冷ややかで
男性の口調はゆったりとしていた。
全体的に黒い服で、目立たないような格好だ。
冷やかな視線と表情が目につく。
しかし隣の男性はこれまたずいぶんと目を見張るような男だった。
・・き、狐?!
黄色い身体に小さな髭、耳先や毛が少しばかり茶色い。
が、服は着ている。二足歩行だし、言葉も話している。
・・なんか、人間・・・?や、でも狐・・・?
見た目は確かに狐。なのだが、中身はまるで人間のようだ。
いい所の出なのか、服も上流階級のものだし、頭には特徴的な黒いハット。
動物には人間の服なんておかしいはずなのにに合っているからさらに不思議だ。
その手には、先ほどの老人のナイフを飛ばした拳銃。
狐男さんは老人に向かって首をかしげた。
「おや、まだいたのかい?
とっくにいなくなったものと思っていたんだが・・・」
「旦那様はツメが甘いのです。しっかりととどめを刺さないからでしょう」
「私は人殺しなどという野蛮なことは嫌いなんだ。平和主義だからね」
「平和主義の人間が銃など携帯しませんよ」
仲が良いのか悪いのかよくわからない二人だ。
先ほどまでケンカしていたくせに、もう仲直り(?)している。
とはいえ、相変わらず女性の言葉は冷ややかで
男性の口調はゆったりとしていた。


