「なぎさっ!!!!」

いきなり、誰かが私の名前を叫んで
どんどんこっちへ向かってくる。


その少し小さめの身長。


キラキラした笑顔。


間違いなく苓生だった。


「…。」


「よかったぁ、話したい事があったんだよね…」


「最後って言ったくせに。」


「…。」