生徒指導は甘くない



「毎回毎回、お前はその金髪いい加減、どうにかしなさい」

「やだ」


きっぱりと言うと、先生はまた呆れたようなため息をひとつついて、椅子から立ち上がった。


そして、手元のチェック表と一緒にあった反省文用の用紙を三枚、私に渡す。


「それ、放課後までに提出」

「えっ!?」

「口答えするなよ」


そう言って、先生は生徒指導室を出ていった。