唯一その狭い生徒指導室に光を射す窓を見つめながら、私は頬杖をついて「…すみませーん」とだらだらした声で謝罪する。


「これで何回目だ?生徒指導されるのは」

「…13回」

「普通だったら、反省して指導されないようにすると思うが」

「私、普通じゃないんでー」


私がそう言うと、はははと眉間に皺を寄せて笑った。また呆れているんだ。