「すいませんっ!遅れました!」 少し遠慮がちに声を出しながら綺麗な女の人が入ってきた。 ―明美さん。 バイトの先輩で、仕事もてきぱきこなせて、美人で愛想もいい、おまけにキムタク似の彼氏までいる完璧な方。 「健太ごめん!レジ替わろうか?」 「いいっすよ〜。明美さんは接客しててください」 健太さんめっちゃ笑ってる。 めっちゃ耳赤いし。 好きだってことバレバレだっつーの。 さっきまで、ちょっと期待してた自分が恥ずかしくなって近くの観葉植物の葉っぱをちぎった。 店長に怒られた。