私たちの夢は〝人間界に行く事だった〟


南の島のお菓子の家にいたときも
ずぅーと、ずぅーと考えていた。




「キウイやっと来たね…。」


「ピーピー」


「私は……15歳の設定よ!!」




……ウキウキしながら
さくらんぼのサブレの匂いをぬけ、
私たちは人間界への扉を開けた。