ハイビスカスザルⅠ




『ケガはないでしょうか?』


「いえ、まったく。」




翔太さんはそう言った。


だけど私の…
薬指は少し赤く染まっている。




「手、洗ってきていいかな?」


「?
どうしたの……まり。」




私は薬指を押さえた。