ハイビスカスザルⅠ




―――走り続けた私たちは
息が上がっていた。





ザァ――――――




とつぜん雨が降り出した。



「あっ雨だよ! かさ!!
あっ無いんだ…。」





私たちは晴れた日の昼間、
びしょびしょになった髪をふるまう。