誠を通して見たもの…

「…私、歴史を変えたくない」



「知ってます」



「…何時何処で何が原因で誰が死ぬか知ってても、教えること出来ませんよ?」



「そんなことで誰も責めたりしません」



「…私、元の時代に戻れる日まで此処で生きて行きたい」



「勿論です」



私の言葉に優しく返してくれる沖田さん。


そのどれもが私が欲しい言葉だった。


私は決めた。


これからどんな試練が待ち構えていようとも、この時代を強く生きて行く。


今日から私は新撰組の皆と共に生きて行くんだ―――…