あたしは離れることで…蒼への想いに気付いた。
でも…あたしは諦めてしまったから…



あたしじゃダメなんだよ。



「蒼…あたしやっぱり、アメリカに帰るね」



このまま日本にいても…辛くなるだけかもしれない。
蒼のこと…諦めたと言っても、このままいるのは辛い。



次会う時までに…幼なじみに戻るから。



「…そっか」



蒼は悲しそうにほほ笑む。
でも、それ以上何もいわなかった。



まるであたしの気持ちを分かってくれているあのように…



ねぇ…蒼。
あたし…蒼を好きになってよかったと思ってる。



今もこれから先も…
ずっと幼なじみの君を好きだよ。