ひまわり*すれ違うたび恋をする。




茜side



蒼にすべてを話した。
その夜…あたしと蒼は幼いころに戻ったかのように同じベッドで寝た。



「…ありがと」



あたしは寝ている蒼にそう言った。



本当に感謝してる。
やっぱり蒼は…あの頃と変わらず優しい。



蒼は…変わっていない。
変わったのはあたしのほう。



「今でも好きっていってくれて…嬉しかったよ」



本当に嬉しかった。
嘘じゃない、蒼の気持ち
あの頃と同じみたいで…嬉しかった。



だけど…ゴメンね。
あたしも…蒼のこと大好き。
大好きだから…好きって言っちゃいけなかった。



蒼はもう…あたしの蒼じゃないから。
芹奈ちゃん…の蒼だから…。



ライバル宣言みたいなのをしたけど…そういうのをするつもりはなかった。
ただ…蒼が好きな子がどんな子なのか知りたかった。
幼なじみとして…。



「明日…謝らないとなぁ…」



芹奈ちゃんには謝ろう。
そして…ちゃんと言おう。
『蒼のこと…よろしくね』って。



今度は…笑顔で言える気がするんだ。



「蒼…大好きだよ」



大好きだから…貴方のことを祈ってる。
どうか…幸せになって。
貴方のことを一番思っている子と…



それだけが…あたしの願いだよ。