まして、喧嘩してアメリカ飛び出したのに、のこのこ帰るなんて…
そんなのあたし自身が許せない。
「しばらく…こっちにいる。だから…電話してこないで」
『茜は…それでいいのか?』
彼はいつもあたしの核心を突く。
ここままでいいわけないよ。
だけど……
「あたしは…今此処にいたい」
蒼と誠が嬉しそうにしてくれているから…
あたしも二人の傍にいれて嬉しいから…
もっと…蒼の傍にいたい。
叶わなかった初恋
両想いだったのに手放さなきゃいけなかった。
今でも後悔している。
もっとあたしが大きかったら傍にいれたのにって…
過去は戻らない。
だから…今、過去をやり直したい。
あの頃とは違うけど…
あの頃と同じように過ごしたい。
「…ごめん。でも…お願い。分かって……」
『信じてるから……待ってる』
その言葉に思わず笑みがこぼれる。
「ありがと」
あたしは電話を切り、夜空を見上げた。
そこには小さな星がキラキラと輝いていた。

