「ふーん、会ってみたいなぁ。ねぇ、今度会わせてよ」
「いいけど…茜、いつまでいるんだ?」
そう聞かれて、茜は何故かちらりと俺を見る。
笑みを浮かべて、カレンダーを眺めた。
「一週間くらい。それまでの間、蒼の家にお世話になるんだ」
「へぇ…」
誠もなぜか俺をちらりと見る。
「彼女いるのに、いいのかよ?」
と、意味ありげに言う。
俺は突然のこと過ぎて言葉が出なかった。
茜は動揺する様子もなく、平然と尋ねる。
「…彼女?」
「そう。最近、蒼に出来たんだよ。学校の中で一番かわいい子」
「誠っ!」
それ以上、話してほしくなかった。
茜がどういう反応を見せるか怖かった。
茜は目を丸くしたが、すぐにへらっと笑う。
「いいなぁ。皆、先に進んでるんだ」
と、なにも気にしてないように言う。
茜はもう…俺のことを何も想っていないんだな。
それが少し悲しい自分がいた。
「茜は好きなやつでもいるなのか?」
「…秘密」
茜は人差し指を唇にあてる。
意味ありげな笑みにドキッとしている自分がいた。
やっぱり…変だ。
茜に会ってから…
昔抱いていた感情がよみがえってくるように…。
君から目が逸らせなくなってる

