きっと…我慢していたんだ。
自分の気持ちを抑え込んでいた。
芹奈の気持ちを考えると、胸が苦しくなる。
なぁ…君が笑ってくれるためには…どうすればいいんだ?
「…関わらないって約束はできません。彼女のこと…本気で好きですから」
彼女を諦めるなんて俺には出来ない。
そう言うと…遠藤先生は煙草をくわえる。
「桐谷だったら…きっと芹奈じゃなくても彼女に出来るぞ?」
「たとえそうでも…彼女じゃないとだめだと思います」
初めてなんだ。
ここまで好きになったのは…
今更…諦めるなんてできない。
「…芹奈が傷ついても?」
「傷つけません、これ以上。俺が…何とかします」
今回のようなことが起こらないように…俺は彼女を守る。
辛い顔…悲しい顔なんてさせない。
「桐谷…お前…」
「じゃ、後はお願いします」
俺がやれることは一つだけ。
彼女を…守ってやること。
芹奈…好きだよ。
だから…君の笑顔は俺が守るよ。

