お兄ちゃんが

あたしに言った最後の言葉。

『俺が身代わりでよかった。

だから…代わりに

俺の夢、かなえてくれ』


って。

あたしでよかったのに。

あたしが

死んじゃえばよかったのに。


だからあたしは…

お兄ちゃんの分

生きなきゃいけない。


お兄ちゃんの夢を

かなえなきゃいけないの。

叶えなきゃいけないんじゃない。

叶えたいんだ、

あたし自身が

あたしの力で。