向かう道すがらプリントを眺めていると、どうやら他学年用のものらしかった。 ……他の先生に渡すのなら自分でして欲しい。 そう思ったのだけれど、恐らく先生の帰り支度を整えていた姿からして、最初から適当な生徒を捕まえる気であったのだと考えた。 だからこの場合恨むべきは、自分の運の無さなのだろうか。 まあとにかく、千秋が戻る前に済ませてしまおう。 足を速めながら特別教室の並ぶ階へ向かった。