「それで?何がどう変わったんだ?」 歩きながら千秋に問う。 「2人部屋でさ、その内の1人からなんだけど、どうも同室者が人間じゃないんじゃないかって相談を受けたんだ」 「なんだそれ」 思わず聞き返してしまう。 だって、人間じゃないって……確かに化け物の住む部屋、とは言われているが。 「こないだ見ちゃったんだって、そいつの背中に目があるのを」 背中に、目……? ところでその部屋の住人の、どっちが俺の知っている方なのだろうか。 名前を尋ねようとする前に、目的の部屋についてしまった。