夫婦ごっこ

家に戻って ベットを見ると紅波は真っ赤な顔で
眠っていた。

俺はこの間 紅波がやってくれたように水枕を出して
頭の下においてやった。

「う~~~ん・・・・。恒くん?」

「ただいま~~。お粥食べるか?」

「お粥?作ってくれたの?」

「そう。先生のとこいってきた。」

「先生?……でも食べたい……。」


熱い紅波の背中に手を入れて起こした。

「食べさせてやる。」

「マジ?うれしいな~~。」とろ~んとした紅波は
何ともいえずに色っぽかった。

「う?美味しい~~ミミちゃんのとこ?」

お粥を口に入れてやると紅波はすぐに気付いた。

「スパルタだからさ 俺も何とか自分で
作れそうだよ。」

「あ 恒くんが?それはよかった。
お酒飲み過ぎたりして 胃がやられてる時とか食べるといいよ。」


  おまえが作ってよ……。

「でもさ 具合悪い時には作れないじゃん。自分でさ。」

「ほんとだ~。」紅波がクスクス笑う。


「どうして・・・・。」言いかけて言葉を止めた。


「ん?」

「いや…インフルエンザってさ流行すんだろ。」

「ほんとだね。」

紅波はお粥を完食した。

「美味しかった~~~。もう少ししたら
元気になるよ。」

紅波はまた 布団にもぐりこんだ。