「先生、自然教室の内容は
だいたい分かりました。
でも、お化けと何の関係が
あるんですか?」
西村先生は、
にっこりと笑い答えた。
「あぁ、それはね
八千代岬の近くに神社があるんだ。
そこで肝試しをしようという
話になっていてね。
さすがに寒中水泳のような
大変なことばかりでは可哀想だし、
少しくらいは遊ばせてやろうという
学年主任の本多先生のアイデアなんだ。
その神社にまで行く道は
夜になるとほんとに怖くてねぇ…
先生も一度通ったんだけど、
本当に何かでそうな雰囲気で…―」
いつまで経っても本題に
たどり着かないような気がして
思わず口を挟んでしまった。
「で、お化けと何の関係が?」
私の苛立ちに気付いたんだろう。
西村先生は楽しいそうに話すのを
止め、一呼吸おいてまた話し始めた。
「あぁ、それでね、
男子生徒が変なことをしないように
見張り役としてサポートしてほしいんだ。」
「見張り役ですか…?」
