やっと学校につくと、あたしはしゃがみこんだ。


さすがに、キツい。


ゆうまの家から学校まで全速力で走っていたので、尋常じゃないほど足が悲鳴を上げている。


それでもあたしは走る。


いつもの、あの屋上につながる階段めがけて。


階段を2段とばして上がり、


勢いよくドアを開ける。


そこには、風になびくきれいな髪をした少女がいた。






「・・・・やっぱりきた」