ゆうまはあたしにそっと手をまわしてくれた。 「俺、他校のヤツらに背負われてるあずを見て、やべぇって思って尾行してた。 あずがキスされた時は殺してやりたいほどウザかった」 あたしはゆくりうなずいた。 ゆうまは、それを言ったきり黙ってしまい、ずっとあたしの頭をなでてくれた。 ・・・太陽の香りがする。 自然の香り。 ゆうまの腕の中は傷を癒してくれるような気がする。 あたしはとっくに落ち着いていたが、黙っていた。 「なぁ、あず」