あたしは思わず麻奈の手を振り払って、電車から出た。 ハマる? なにに? 麻奈の言葉の意味がわからなかった。 あたしは駅のホームで呆然としていると、電車から出てきた麻奈の姿が見えた。 彼女は何もなかったかのように、凛としている。 我に返り左手首の腕時計を見ると、8時40分だった。 「ぅげっ」 あたしは全速力で駅のホームを駆けていった。