大好きと恋涙

るいに顔を覗き込まれて我に返った。


「ぁっ、えっと、何?」


るいは少し顔をうつむけると、笑顔を向けた。


「もう、ぼーっとしないの!次文化祭の役決めでしょ?って話してたの」


「あーっ、ごめん!聞いてなかったぁ」


「あずはうちの看板娘だもんね♪もち喫茶店っしょ!!」


さゆかはあたしの肩をポンと叩いた。


「そんな事ないよ~」


適当に愛想笑いをした。


るいは、少し顔をひきつらせ、真剣な表情になった。


さっきまでの変わりように、場は一気に静まる。


るいはあたしの方をゆっくり向いた。


「あずはさ・・・」