天国からこんにちは

じじいはためらいもなくボタンを押した。 ドアがスッと開く
俺は玲美の顔に背をむけて一気にエレベータに乗りこんだ 背中でドアが閉まる
体が宙に浮く感覚が始まる。 さよなら玲美・・

「そちらにお着替えが用意してございます」

カーテンの裏側に白いスーツがぶらさがっている。白い靴もピカピカだ。
やはり着物と草履では動きにくくてしょうがない (じじいに感謝)

チーン 着替えると同時にエレベーターは止まった。 じじいの説明によれば今から
俺の人生が裁かれるそうだ 天国かそれとも地獄か? 心臓がバクバクと暴れる  
死んでるのに・・・  ドアがスッと開いた そこにはふわふわした白い雲がどこまでもつずいている どうやら天国の入口のようだ 目の前に大きな看板が輝いている

 ようこそ三途の川空港へ