俺は、高橋駿(たかはし しゅん)。21歳の大学生だ。

今は親元を離れ1LDKの小さな部屋に独り暮らしだ。



昨日、大学での授業が終わり家に帰ってきたときの出来事だ。

部屋の前に白い頑丈な箱が置いてあった。

俺宛てだったので部屋に持って入った。
差出人は…なかった。

俺は箱を開けた。


すると、そこには《押すべからず》と書かれた紙と一緒にスイッチらしきものが入っていた。

押すなと言われると押したくなるのが人間。



俺は好奇心だけで…そのスイッチを…押した…。