「じゃーご飯たべよっか!」


るんるん口調で言う涼。



ちなみに今日のメニューはハンバーグ。


おいしそう・・・。



黙々と食べる俺。



そわそわしてる涼。



ハンバーグにがっつく李斗。


美しい食べ方の陸。


俺は・・・・。



「ん・・・あんまし食欲ないや。李斗。あげるよ。」



そういって俺はハンバーグを丸々一個あげた。



「まじ?くれんの?サンキュー。」



・・・・なんか子供みたい。



「かわいい・・・。」


さっと三人の視線を集める俺。



「ゆ、唯?」



「あ・・・れ?口に出してた!?」


やばいっ・・・!!!ひじょうにやばいっ!!!


いっきに赤くなる顔。


「っ!は、はずかしっ!」


「ぶふぉっ」


ふきだしたのは涼。

てか、汚い。




「・・・・女みてぇ。」



そうつぶやいたのは李斗。

怖いこと言わないでください。



「かわいい。か。」



驚いた顔の陸。

一番マシだな。陸は。



いまだ照れている俺。










そして


「・・・・唯。」




遠くからつぶやく声。








「・・・・守るから。」






















歯車は回り始めている。