私たちは食卓についた。

沖本君は私たちに
置いていかれたので
少し拗ねた顔をしていた。

夏『お兄ちゃん?
ごめんってば』

慎『……………』

沖本はおもちゃを買って
貰えなかった子供の様に
ぶすっと拗ねた顔をしている。

か、可愛い…///

ついつい頬が緩んでしまう。

夏『お姉ちゃん、どうしたの?』

『いや、ごめん…
沖本君の拗ねた顔が可愛いくて…///』

慎『なっ///
お、岡田さん…///』

沖本がみるみるうちに
赤くなっていく。

な、なんだか気まずく
なっちゃった…///

暫く沈黙が続く。

私はそれに耐えられなくなって
話題を出した。

『この肉じゃが、美味しいですね!』