慎『ん…』 久しぶりに“あの夢”を見た。 漆黒の彼女の夢。 慎『夢…か。 最近は見てなかったのに… どうしたんだ、俺。』 俺は沖本慎太郎。 私立緋石中学校に通う二年生。 ありふれた普通の毎日を いつも過ごしている。 毎日がつまらなくて、 こんな日々が毎日続くのか…… と思っていた。 俺はもっと刺激があって、 ゲームみたいな日々を過ごしたい! といつも思っている。 今日もそんなことを思いながら学校に行った。