その日の帰り
俺はいつもの電車に乗り遅れて
いつもより帰るのが遅くなった。
今夜は月明かりが明るいなぁ…
とか考えてたら前方に
ポニーテールの影が1つ。
俺はもしかして…と思い
近くまで行こうとして走ったら
まさかの石につまづいて
転んだ。
その音が意外に大きくて
前にいた影が振り向いた。
…やっぱり岡田さんだ。
でも振り向くとすぐに
彼女はこっちに来た。
あ…あんまり見ないでくれ
俺は恥ずかしいのが半分と
岡田さんが近いのが半分
と言う理由から
つい顔が熱くなってしまった。
美『沖本君…大丈夫?』
『あ、ああ…///
だ、大丈夫。』
2人で立ち上がったから
岡田さんが俺を見上げる体勢になった。
俺より少し背の低い岡田さんは
上を向くだけでちょっと上目遣いになった。
…やめてくれ、その目///
そういうの、反則って
言うんだよ///