「2階、勉強できるとこあったんだね〜」 メロンパンをかじりながら彼に言う。 「ん、なんかねー微妙にある。がきんちょうるさいけどね」 笑いながら、彼が言う。 「もー私も前も左右も斜めもオッサンオッサンオッサンで……」 本当は、午前も彼と一緒にいたかったのに。 「はは、あ、じゃあ、お昼食べたらこっち来る? 俺の隣空いてるけど」 「うん! そうする!」 ふたつ返事で頷く。むしろ、午後も貴方といれなかったら、図書館に来た意味が無くなっちゃいます。 .