扉を開けると宗吾先輩といつも一緒にいる人たちがいた。



｢おっせーぞ!!宗吾!!｣


｢あぁ、悪い。思わぬ拾い物してな。｣


｢拾い物？｣


｢なになに？｣


｢これ。｣



その声とほぼ同時に私は宗吾先輩の前に出された。
一気に視線が集中する。


｢ど…どーも…。｣


｢｢｢｢女？てか…この子。蓮ちゃんじゃん。｣｣｣｣



綺麗にみんなの声がハモっていた。
というよりも私のこと知ってたんだ。



｢初めまして？｣


｢｢｢｢あぁ、初めまして。｣｣｣｣


｢こっち来い。｣



そう言う宗吾先輩の隣に座って自己紹介を始めた。