「楓が頭下げてんだ。いいんじゃねぇか?」


「そうそう!!珍しく頭下げてんだし♪」



そう言った俊太と怜太の顔を見て暁は頷き笑って


「なんだか知らねぇけどお前等に任せんぞ?」



そう言ってくれた。

それからまだ遊ぶっていうメンツを残して先に家に帰った私と楓は朔兄ちゃん達を探すべく家の中を駆け回った。



「朔兄ちゃん!!」


「兄貴~!!紫~!!」


「どこ~!?」



駆け回っているとひとつのドアがカチャッと開いた。
急いでそのドアに向かって走っていったらドアを開けたのは朔兄ちゃんだった。

どうやら朔兄ちゃんはお風呂に入っていたようだ。