しばらくして海に着いた。



「「海だ~!!」」


「あ!おい!!荷物運べ!!」


俊太と怜太は海が相当好きらしくさっそく海に向かって走っていた。
走っていった二人を追いかけて悟も走っていった。
10分ぐらいして二人の首根っこを掴んで帰ってきた悟は悪魔のようだった…。



「早く準備して水着に着替えて行こうぜ!?」


「あぁ!!みんな急げ~!?」

「「「「「はい!!」」」」」



みんな張り切って準備してるけど私は張り切れないよ…。
この準備が長く続けばいいと思う。
醜い身体をさらさなければならないと考えるだけで恐ろしい…。
さっきから綺麗なスタイルのいいお姉さん達の視線が痛い。

紅狼が海に来ただけですごい騒ぎなのに綺麗でもスタイルもよくない私なんかが一緒にいたらそりゃそうだ。