「あの、良かったんですか?」


「うん♪いつもあんなだから!!」



そう言って笑った悟先輩はさっきまでと違った。


「それに、俺蓮ちゃんと仲良くしたいし♪」


「は…はぁ。」


「だから、いいの。」



悟先輩は私の手を引きながら走ってどこかへ向かっている。



「あの!!どこ行くんですか!?」


「近くの公園!!」



公園に着くと悟先輩はジュースを2本買ってきた。



「はい。蓮ちゃんの分。」

「ありがとうございます。」



ベンチに座ってしばらくどちらも声を出さなかった。