X'masの奇跡



「行こっか。」


「う、うん。」


結局今日1日舜はあたしに財布を出させることはなかった。


「はぁ。いっぱいまわったね。」


なんてニコニコなあたしを舜は微笑みながら見ていた。


「舜。楽しかったね。」


「あぁ。それより、もう暗くなってきたからあれ、乗らない??」


そういって舜は観覧車を指差した。