「なんにも分かってないんじゃしょーがない。あんたが、あんたがこんなんだから藍貴は!!」


そう言いながら沙夜は涙を流していた。


「え??」


俺はめったに流さない沙夜の涙に同様を隠せないでいた。


「やっぱりあんたは1年も付き合ってるのに藍貴に気持ちを伝えてなければ藍貴の気持ちも、藍貴が苦しんでるこてですら、わからないんだ。」


「それどーいうことだよ。」


「ホントは自分で気付いて欲しかったけど、藍貴のあんな姿を見てたらそーいうわけにもいかなくなったから、話す。」