俺は笹山を教室に呼んだ。 「キャァ。まさかまた舜が呼んでくれるなんて、蘭嬉しい。」 うざっと思ったけど抑えて、俺は本題に入ることにした。 「あのさ、笹山。」 そう話し掛けたら、 「やぁだっ。蘭って呼んでくれないと。」 イラッとしたけど藍貴のために耐える。 「蘭。女ってどういうデートが嬉しいんだ??」 そう聞くと、一瞬だけど蘭の顔が曇ったような気がした。