そんなあたしが着いた先は屋上だった。 屋上に着いたとたん、我慢していた涙が次々に溢れだした。 「ぅ....グスッ....ぅ....」 1回溢れだしてしまった涙は留まることを知らずに頬をつたうだけだった。 どれだけ泣いただろう。 気付いたらお昼になっていた。 「ヤバっ。沙夜に怒られる!!」 そう言って教室に戻ろうと思ったら屋上の扉が開いた。